「オリバーツイスト」

このドロドロっぷり、最高です。孤独な少年オリバーが、行く先々でこれでもかってくらい不幸な目に遭うんですが、彼は決して純粋さを失いません。あまりに可哀相で何度かウルッとくるシーンがあるんですが、最後は誰も恨まない、妬まない彼の優しさに泣きました。

ストーリーも申し分ないんですが、この映画のスゴイところは、なんと言っても大がかりな舞台セットです。19世紀のロンドンの町並みを再現しているんですが、建物、衣装、馬車、小物等すべてに こだわりを感じます。この時代は映像だけ見ると、土と埃にまみれたモノトーンのイメージなんですが、それでいてすごくキレイだと感じました。アンティークものが好きな方ならこの美しさに魅かれると思います。

注目すべき俳優さんは、ベン・キングスレーさんです。この型についてはいくらでもヨイショできそうです(笑)実際の年齢よりずっと上の役を演じているんですが、あの老人メイクといい仕草といい、実はこっちが地なんじゃないかと思ってしまうほどです。

あと、ナンシー役で出ていたリアン・ロウさん。役柄がすごく好きです。初めはケバくてキツそうなお姉さんって感じなんですが、ストーリを追うにつれ、なんていい人なんだーと印象が変わりました。美人だしセクシーだし、男だったら多分惚れてます。彼女がいなくては この映画は成り立たないと思います。

感動映画ですが、わざとらしさもなく、時々クスッと笑えるようなシーンもあるので、オススメです。